肺炎知識ガイド
肺炎の予防
予防接種
肺炎も、インフルエンザ同様予防接種が行われているのをご存知ですか?ただ予防接種といっても、全ての肺炎を完璧に予防できるわけではありません。肺炎の原因菌は、実に様々です。
肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの細菌類、マイコプラズマやレジオネラなどの微生物、真菌やインフルエンザなどのウイルスなど多種多彩で、肺炎の原因菌を確定する確率自体も半数程度という現状を見ても、完璧な肺炎予防は、予防接種では難しいのがお分かりになると思います。
ただ肺炎でも最もポピュラーな、肺炎球菌が原因菌となっている肺炎は、予防接種で対応できます。アメリカでは、65歳以上の高齢者の半数が、毎年接種するほどの一般的な予防接種であるにも関わらず、日本での知名度や接種率はまだまだ発展途上の感があります。
この肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンを、時期をずらして接種することにより、入院を65パーセント、そして死亡率を81パーセントも減らせるという海外での実績もあり、肺炎による死亡率の高い65歳以上の高齢者は、是非積極的に接種して頂きたいと思います。
また高齢者のみならず、乳幼児や子どもも、積極的な接種をお勧めします。肺炎球菌は肺だけではなく脳や耳にも感染し、命を落とすことはもちろん、完治したとしても後遺症を残すこともあるのです。小児用肺炎球菌ワクチンは、生後2ヶ月から接種することが可能です、費用は全額自費ですが、万が一に備えて接種しておくのが無難です。