耐性菌の出現

肺炎知識ガイド

肺炎とは

耐性菌の出現

細菌感染の場合、ペニシリンなどの(抗生物質)が大変有効であるということで、医療現場ではこれら抗生物質を患者に投与し、細菌による疾患を治療してきました。

けれども1980年代の後半からMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が出現し、社会問題となり、また1995年にPRSP(ペニシリン耐性肺炎球菌)が出現し、今も抗生物質の効かない耐性菌が次々に出現しています。

海外で生まれた耐性菌が、渡航暦のない一般人から検出されたことなどもあり、世界のどこかで生まれた耐性菌が、瞬く間に世界中で爆発的に増える可能性も否定出来ません。また新種の抗生剤を開発・製造したとしても、突然変異でその抗生剤への耐性菌が出現する現実は、まさに(いたちごっこ)です。

このような耐性菌の出現に、私たちはどのように対応していけばいいのでしょうか?もちろん新しい抗生剤の開発も日々進んでいますが、私たちにとって何より大切なことは、日頃から細菌感染に対する抵抗力をもつことではないでしょうか。規則正しい生活や栄養のある食事、適度な運動など、忙しい現在社会では簡単に出来そうにないことばかりですが、少しでも健康のため気を配ることで、病気にかかる可能性を減少させることが出来るものと思われます。

また何度も何度もぶり返す風邪や中耳炎は、耐性菌が関係しているとも言われ、抗生剤の乱用が耐性菌を生み出す一つの要因であるとも考えられています。 また副作用はあってもワクチンを接種し、病気になることを事前に防ぐことも大切です。「病気になったら抗生剤で全て解決」という安易な考えでは、病気の治療が難しくなっているのが現実です。