肺炎知識ガイド
肺炎とは
肺炎の症状
細菌が原因による肺炎の場合、最初は、発熱、咳、のどの痛み、頭痛、鼻水などの、よくある風邪の症状から始まります。初期では風邪と区別がつかないため、風邪薬を飲んでみたけれど、症状が治まらずどんどん悪化する場合は肺炎を疑った方がいいかもしれません。
適切な治療ができないまま放置すると、だんだん熱が高くなったり、さび色の痰を伴う咳、寒気、呼吸困難や息切れ、頻脈(1分間に100回前後)胸の痛み、顔面紅潮、全身の倦怠感、食欲不振、冷や汗などの症状が現れます。発熱は患者によって、微熱程度のものから40度を超える高熱になることもあり、千差万別です。肺炎になると必ず高熱になるというわけではありません。
ウイルスによる肺炎の場合は、のどの痛み、関節の痛み、吐き気や嘔吐、下痢などの症状がでます。マイコプラズマによる肺炎の場合は、咳やだるさなど、風邪のような症状から始まり、発熱は伴わず強い咳が続くのが特徴です。このマイコプラズマは肺炎球菌に比べて感染力が強いので、二次感染を防ぐため手洗いやマスク着用などの注意が必要です。
またウイルスや細菌以外の原因をもつ肺炎もあり、とくに65歳以上の高齢者に多いのが誤嚥による肺炎です。痴呆や寝たきりの老人は、寝ている間に自分でも気がつかないまま唾液や雑菌を誤嚥していることがあり、これが肺炎の原因となっています。
このタイプの肺炎にかかると、細菌性肺炎にみられる咳や痰、高熱などの症状がでにくく気がつきにくいので注意が必要です。ぼーっとしていたり元気がない、頻脈や息切れなどの症状があったら肺炎の疑いがあります。すぐに病院で診察を受けさせてあげましょう。