肺炎知識ガイド
肺炎とは
肺炎の後遺症
通常、後遺症が残るほどの肺炎はまれです。普通の人なら、一度肺炎になっても完全に治りますので後遺症に苦しむことはありません。また肺炎にかかることがクセになり、何度も何度も同じ病気を繰り返すこともありません。
ただし、重度の肺炎患者や、治療がなかなか進まない、治療に反応しない方の場合は、肺に傷が残ることがあります。このようなことが起こらないように、早めに医師の診断を受けましょう。
また一度肺炎が完治したにも関わらず、環境の変化や、湿度・気温・気候などの変化などで、弱った肺が再び悲鳴をあげることがあるようです。ただし、それは肺炎の再発ではありませんので、ゆっくり安静にしていれば元の状態に戻ります。肺炎の後遺症とは言えないまでも、病後はあまり無理をしないようにすることが大事ですね。
また乳幼児や子どもが肺炎球菌(肺炎の原因菌)により、細菌性髄膜炎と呼ばれる、脳の髄膜に肺炎球菌が感染し発症する病気にかかってしまった場合は、残念なことに後遺症が残ることがあります。その後遺症として、発達障害や知能・運動障害、聴力障害(難聴など)が起きることがあり、乳幼児や子どもには大変怖い病気です。
肺炎球菌が肺炎を引き起こした場合も重症になりやすく、小さな子どもをもつ親にとっては、とくに注意が必要な病気です。けれども、2010年の冬に小児用肺炎球菌ワクチンが発売され、ワクチン接種が始まりました。これにより細菌性髄膜炎の発症が減少するものと期待されています。