血液検査

肺炎知識ガイド

肺炎の診断

血液検査

肺炎の診断に欠かせないのが、この血液検査です。血液の検査でかなりのことが分かります。まず体に炎症が起こると、体内の白血球の数が増えます。細菌性肺炎の場合はこの白血球の数が一定の値を超えることで、体内で炎症が起きているかどうかを判断できます。

非定型肺炎ではこの白血球の数が上昇しない傾向です。また炎症が起きているかどうかはCRP(C反応性タンパク)の数値が上がることでも分かります。CRPとはC-リアクティブ・プロテインの略で、炎症が起こると血液中に増えるたんぱく質のことです。白血球の検査と同時に、このCRPの検査も行われることが多いようです。炎症が起きているかどうかで細菌性肺炎かどうかの判断ができます。

またマイコプラズマ・クラミジアなどの非定型肺炎の検査では、血液検査の結果で異常が見つけにくいため、各種病原体に対応する抗体の検査を行います。抗体とは、様々なウイルスに感染した場合、人間がもつ免疫機能で、それら病原体と戦うための(抗体)という物質を作り出します。

抗体はたんぱく質から出来た物質で、それを調べることで、今、どのような病原体と体が戦っているのかを知ることが出来ます。ペア血清で肺炎の原因菌を特定します。けれども一般の風邪などの場合、抗体検査まで行うことはありません。

原因菌が非常に多く、特定するまでに患者さんが完治している場合が多いためです。非定型肺炎も2週間ほどで完治することが多いため、完治した場合にまで、このような抗体検査を行うことはありません。