肺炎知識ガイド
リスクの高い患者
乳幼児・子ども
乳幼児や子どもも高齢者同様、まだ免疫機能が十分ではなく、あまり体力もないため病気にかかりやすい世代です。高齢者と似ている点はほかにもあり、言葉でうまく自分自身の体の異常を訴えることが出来なかったり、はっきりと症状を伝えることができないため、周囲がよく観察していないと、とんでもない大病にかかっていた、ということがあります。
割合元気よく遊んでいたとしても、ずっと風邪の症状が治らず、医療機関で検査してもらったところ実は肺炎がかなり進んでいた、というお話もよくあります。薬を飲んでいるにも関わらず、風邪の症状が治らない場合は気管支炎や肺炎にまで病気が広がっている可能性がありますので、十分な注意が必要です。
また子どものかかりやすい肺炎に「マイコプラズマ肺炎」と「細菌性肺炎」の二種類がありますが、マイコプラズマの場合は感染力が非常に強いため、保育園や小学校で流行してしまう危険性があります。咳やくしゃみをした時、マイコプラズマを含んだ唾液などが周囲に飛ぶことで飛沫感染を起こします。
予防のために子どもには手洗いやうがいをさせ、またマスクの着用をさせましょう。マイコプラズマ肺炎に感染した子どもは、通園や通学をひかえ、周囲への細菌感染を防ぐよう心がけましょう。医師の指示に従うことが賢明です。ただし、このマイコプラズマ肺炎は割合軽症ですむようですが合併症や後遺症が出ることがありますので「たかが肺炎」と軽視しないで下さい。
一番やっかいなのは細菌性肺炎です。肺炎球菌に感染すると脳などの他の器官に広がり、重篤な状態になることがあります。風邪がいつまでも治らず「ちょっとおかしいな」と思ったら、早めに医療機関で診察と検査を受けましょう。