合併症のある患者

肺炎知識ガイド

リスクの高い患者

合併症のある患者

高齢者や乳幼児などと同じように、リスクの高い患者さんとして、合併症や基礎疾患のある方もあげられます。肺などの呼吸器系や心臓・腎臓にもともと病気がある方・糖尿病の方・免疫抑制剤による免疫低下に陥っている方などがインフルエンザにかかり、さらに二次感染で肺炎を発症してしまうと命の危険が高まります。

インフルエンザと肺炎の合併症は非常に危険な組み合わせ、合併症です。インフルエンザにかかった高齢者の四分の一の方が、このインフルエンザと肺炎の合併症にかかると言われています。

普段なら体の免疫機能で簡単に撃退できる、または、器官の線毛運動で体外に追い出せる細菌ですが、いったんインフルエンザウイルスが呼吸器粘膜を破壊すると、その部分の抵抗力が落ちてしまいますので、細菌が簡単に体の中に侵入できるのです。

体の中で悪さをしやすい細菌は、ブドウ球菌や肺炎球菌・インフルエンザ菌などです。とくにブドウ球菌は重い症状を示す場合が多く、さらに抗菌薬に耐性のあるものも出現しているため治療がやっかいになっています。

基礎疾患(とくに呼吸器疾患)や何らかの病気をもつ方、また肥満の方も肺炎の発症率が高くなると言われています。またヘビースモーカーや慢性の肺疾患がある場合は何度も肺炎を繰り返す傾向があります。また病人ではありませんが、妊婦はインフルエンザで重症になる可能性が高いと言われています。妊婦は人ごみの中に入らないことや予防接種を受けることなどで、インフルエンザにかからないように注意が必要です。