肺炎知識ガイド
肺炎に関する疑問等
肺炎は感染する?
すべての肺炎が、人から人へと感染するわけではありません。飛沫感染する病原体は(細菌性)(ウイルス性)(真菌性)のものです。人から人へと感染しない肺炎は、その原因が薬によるものや放射線などです。肺炎球菌やブドウ球菌に代表される(細菌類)は飛沫感染で人から人に感染します。
けれども肺炎球菌は、もともと人間の体のなかにすみついていることがあり、とくに0~5歳の子どもにもっとも多いとされています。ですから肺炎球菌による肺炎にかかったとしても「他人から感染した」のか「もともと自分のからだの中にいた肺炎球菌が起こした」のか分かりにくいのです。
またインフルエンザウイルスに代表されるウイルスも人から人へと感染します。インフルエンザが流行する季節は、外出の際にはマスクを着用し、手洗いうがいを行って感染を予防しましょう。またマイコプラズマなどの微生物による肺炎も人から人へと感染します。これも飛沫感染しますが、感染力が強いので家族間や学校・保育園で感染が広がりやすく、このタイプの肺炎が流行している間は、十分な注意が必要です。
また最近話題になった新型肺炎、いわゆるSARS(重症急性呼吸器症候群)も感染します。もともとはどこにでもいるコロナウイルスというあまり悪さをしなかったウイルスが、突然変異で重症の肺炎を起こすようになったものです。短い間にたくさんの人に感染しました。このウイルスは最も警戒するべきです。
また人から人へ感染しないものは「レジオネラ」です。温泉や24時間風呂に入った人に発熱や呼吸困難などの症状が出て話題になりました。このレジオネラは人から人へ感染することはありません。