非定型肺炎

肺炎知識ガイド

肺炎の原因と種類

非定型肺炎

この非定型肺炎は、マイコプラズマやクラミジア・レジオネラ・リケッチアなどの非細菌性微生物によって引き起こされる肺炎のことをいいます。微生物はウイルスより大きく、細菌よりも小さい病原微生物です。

特に原因微生物として多いのがマイコプラズマで、若い世代(10~30代)にその発症が多く見られ、逆に高齢者(65歳以上)にはほとんど見られません。長い間乾いた咳(空せき)が続き、半数の人に発熱(39度以上)が見られるのが特徴です。咳止めが効きにくく夜も眠れないほどです。

このマイコプラズマは感染力が強く、飛沫感染などで家族間で感染したり、学校や職場で感染が広がることがあります。ただ高齢者がこの病気にかかることはまれです。レジオネラは土壌や水の中に生息しており、何かの原因でそれらの菌を吸い込むことにより感染します。温泉や24時間風呂で感染することが知られています。

急に病状が変化することがあるので、高齢者や乳幼児などの感染に対しては注意が必要です。クラミジアは鳥類(インコ・オウムなど)から感染するオウム病の原因菌となっています。これらの鳥類との接触の有無で、この病原菌に感染しているかどうか診断されます。カリニ(肺炎)はAIDSで世間に名前が知られるようになりました。

カリニは空気中に存在する、病原体というよりはカビに近い存在で、通常であればとくに問題を起こすことはありません。しかし免疫機能が落ちた人はカリニ肺炎を発症します。またカリニ肺炎にかかったからと言って、即AIDS患者ということにはなりませんので安心してください。日本の場合、AID以外の原因で発症することがほとんどです。