肺炎知識ガイド
肺炎の原因と種類
間質性肺炎
間質性肺炎とは、普段あまり聞き慣れない病名ですが、肺の間質を主にして炎症が起きてしまう疾患です。別名肺線維症(はいせんいしょう)とも呼ばれています。
間質とは肺の内部にある肺胞の壁のことで、この壁に炎症が起こり、徐々に壁が厚くなり肺全体が固くなり、呼吸し辛くなるばかりか、体に取り込む酸素の量が減っていきます。有効な治療が出来ないまま病気が進行すると命に関わります。
この間質性肺炎の原因は吸い込んだカビや金属粉(鉱物の粉)・アスベスト・抗がん剤・抗生物質・漢方薬・放射線などで、検査で原因がはっきりと解明できれば、それに対応する治療を行うことが出来ますが、原因がわからない「突発性間質性肺炎」もあり、全体の20~40パーセントがこの原因不明の突発性間質性肺炎です。
この病気の主な症状は、痰を伴わない空咳です。何らかの拍子で咳き込み始めると止まらなくなり、しつこく続くことがあります。咳は人間の体力を奪いますし、眠れないほど咳が出る場合さらに体力を消耗します。その場合は咳止め薬や酸素吸入などの治療が行われます。また息切れの症状も見られます。
これは、肺から酸素が十分に取り込めないためです。病気が進行すると、普通に歩く動作だけであっても息切れを起こします。また病気の進行も、急性・亜急性・慢性と、患者さんによって違います。 このタイプの肺炎はインフルエンザをきっかけにして急に悪化することがありますので、普段からインフルエンザ感染に対する注意が必要です。毎年のワクチン接種も有効となります。