肺炎知識ガイド
肺炎の治療法
非定型肺炎
非定型肺炎(マイコプラズマ・クラミジア)は非細菌性微生物が原因となって起こる肺炎で、その治療法としては、マクロライド系抗菌薬・ニューキノロン系抗菌薬・テトラサイクリン系抗菌薬が使われています。
またこのタイプの肺炎の原因菌は、マイコプラズマが代表的です。非定型肺炎を引き起こす病原体には、もともとペニシリンが効きません。それゆえに非定型(異型型)肺炎と呼ばれ、他のペニシリンが効く病原体と区別されていました。
非定型肺炎に効く抗菌薬ですが、マクロライド系抗菌薬は、非定型肺炎に対し、第一に選択される薬として使われています。またこの薬は、小児が肺炎にかかった場合、外来で最初に選択され投薬される抗菌薬となっています。
このマクロライド系抗菌薬は細かく見ていくと、エリスロシン・クラリス・ルリッド・ジスロマック・ジョサマイシン・リカマイシンなどがあります。これらの薬品名は、風邪をひいてこじれた時、一度はお世話になったものばかりです。クラリスやジスロマック・エリスロシン・ルリッドは、体の炎症を抑えながらも、生体防御機能を亢進させる抗菌薬となっています。
またクラミジア肺炎は、細菌性肺炎も同時に発症してしまう確率が非常に高いので、一つの抗菌薬で効果がなかった場合、他の抗菌薬に切り替えるよう推奨されています。また、肺炎以外の病気を併発している可能性もありますので、使用する薬の選択には、十分配慮が必要となります。非定型肺炎の場合、とくに重症でなければ、投薬から1~2週間ほどで完治します。