肺炎知識ガイド
肺炎の治療法
対症療法
肺炎に対する治療法は、原因となった細菌や真菌に直接働きかける治療のほかにも、対処療法という治療法があります。これは激しい咳や長引く咳を止めるために鎮咳薬や気管支拡張薬を投薬したり、痰をきるために去痰薬、高熱が出ていれば解熱剤を投薬することです。
肺炎による様々な症状を和らげるための処置をすることです。鎮咳薬には2種類あり、麻薬性または非麻薬性鎮咳薬の2種類です。麻薬性鎮咳薬の場合は咳の中枢を鎮め反射経路をおさえ、非麻薬性鎮咳薬は気管支の筋肉を緩めて、せきを止めます。鼻水やくしゃみには抗ヒスタミン剤が用いられます。
ただ、くしゃみや咳・鼻水は体の自然な反応なので、薬の力で無理矢理押さえつけるのは良くない、という意見もあります。あくまで、高熱や咳がひどくて体力が奪われているときなど、必要な時の使用に限るのが理想的でしょう。無理に抑えると、病気の治りが悪くなることがあります。
また個人の判断で勝手に薬を飲むのもやめたほうがいいでしょう。とくに小児の場合は、飲んだ薬で副作用が起きることもありますので、服薬にはくれぐれも慎重に。
また対処療法のほかにも一般療法もあります。これは患者さんのいる環境を整えることです、室内を暖め、湿度を60~70パーセントにキープし、患者さんには常に水分を補給することで、病原菌に対する抵抗力を外側からサポートします。対症療法は病気の根本からの治療にはなりませんが、病気の治療のためには、安静にしていることが必要です。周囲の方々の看護は、患者さんに精神的な安らぎを与えるはずです。